帯状疱疹ワクチン(シングリックス)始めます

帯状疱疹ワクチンシングリックス

帯状疱疹は80歳までに約3人に1人が経験する病気です

みなさんは小さい頃水疱瘡(みずぼうそう)にかかったことがありますか?
水疱瘡は水痘帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。かゆみを伴う発疹が全身にできます。
水疱瘡の症状は1〜2週間程度で改善することが大半ですが、原因となるウイルスは、実は体内にずっと残っていて、神経細胞に潜んでいます。日本人成人の90%はこのウイルスを保有していると言われます。体の免疫がウイルスを増殖を抑えている(けど駆除できない)状態が続いているわけです。
年をかさねて、免疫が落ちてくると、抑えられていたウイルスが活性化して、神経の走行にそって皮疹と痛みが出ます。

合併症が怖い、帯状疱疹

帯状疱疹が発症した場合、2週間程度「ものすごい」痛みが出ます。よく「電気が走る」と表現されますが、独特の痛みが続いて夜も寝られないほどです。

帯状疱疹の重篤な合併症の一つは「帯状疱疹後神経痛」と言われる難治性の痛みが続くことです。50歳以上の帯状疱疹患者2割に合併すると言われています。

視力低下・難聴

目の周りや耳の周りに帯状疱疹ができた場合、視力低下や難聴になることがあります。

認知症

最近の帯状疱疹のトピックは認知症です。帯状疱疹ワクチンを接種すると7年間の追跡調査の結果、帯状疱疹ワクチンを接種しなかった人に対して2割ほど発症リスクが下がったそうです。

2025年から帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まっています。

このように帯状疱疹はさまざまな合併症を引き起こし、日常生活に影響を与えます。
特に65歳から発症のリスクが上がるため、2025年から国による補助も出るようになりました。

チャンスは一生に一度だけ!

帯状疱疹ワクチンに対する国からの補助は一生に1回(シングリックスは2回接種するので2回)だけです。現在は65歳以上の方を5歳ごとに分けて接種券を配布していますが、一人当たり一生で1回しか配布されないので配られた年度で接種を行わないと自己負担になります。
市によって異なりますが、福山市では6月から対象者に接種券の配布が始まる予定です。
シングリックスは2回接種ですので、2回目の接種を令和8年度内に終わらなければなりません。
当院でもシングリックスワクチンの接種ができるように準備中です。
接種は早めにお願いします。

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